pipをインストール
pipのインストールはget-pip.py
をダウンロードして実行します。コマンドライン上で完結させる場合は以下のようになります。
curl https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py > get-pip.py
python get-pip.py
また、Python3をインストールした場合、すでにpipはデフォルトで入っているのでインストールは不要です。ただし、pyenvなどでインストールした場合は、pipにパスが通っていないことがあるので次のようにpipコマンドを実行しましょう。
python -m pip
バージョンを確認する
pipのバージョンを確認する場合は次のコマンドを使用します。
pip -V
パッケージをインストール
次のコマンドでパッケージをインストールできます。
pip install パッケージ名
例としてひとまず入れといて損のないパッケージを紹介します。
pip install numpy
pip install jupyter
pip install matplotlib
pip install pandas
パッケージのバージョンを指定してインストール
パッケージのバージョンを指定してインストールする場合は、以下のように==バージョンを付け加えます。
pip install パッケージ名==バージョン
特にWeb系のライブラリはI/Fの変更が頻繁に行われるので、基本的にはバージョンを指定します。次の例ではDjango2.1.3をインストールしています。
pip install Django==2.1.3
パッケージをアンインストール
パッケージのアンインストールは次のコマンドでできます。
pip uninstall パッケージ名
インストールされたパッケージを確認
次のコマンドでインストールされたパッケージを表示できます。
pip list
パッケージをアップデート
次のコマンドでインストールされたパッケージをアップデートできます。
pip install パッケージ名 -U
pipをアップデート
pip自体のバージョンをアップデートする場合、pipを指定してアップデートします。
pip install pip -U
pipパッケージをバックアップする
pip freezeでパッケージ一覧を出力してそれをファイルに書き出します。
pip freeze > hoge.txt
pipパッケージをファイルから読み込む
書き出したパッケージは次のように読み込みます。
pip install -r hoge.txt
pipの環境を移行する
pipのパッケージを移行する場合は、ファイルにバックアップを取ります。それを読み込むことでpipパッケージの環境を移すことができます。
pip freeze > hoge.txt
pip install -r hoge.txt
パッケージを検索
次のコマンドでパッケージ検索ができます。
pip search キーワード
コマンドラインにこだわらなければ、PyPIで検索する方法もあります。https://pypi.org/
Pythonで書かれたWebアプリのパッケージ管理
Webアプリケーションごとにパッケージを管理してgitにアップロードできると便利です。そんなときは、pyenv, virtualenvなどの環境管理ソフトを併用すると便利に管理できます。
pip install Webアプリで使うパッケージ
ファイルに書き出す。
pip freeze > requirements.txt
requirements.txtがあれば必要なパッケージをインストールできます。Webサーバーにインストールするときは次のコマンドでインストールします。
pip install -r requirements.txt
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